富士山登頂記 2007

←つうか、こんな雪かぶってる時期は登れません。
2007年7月15日〜17日
史上最強の7月台風を引き連れ、
怒涛の富士山登頂に挑んだ記録!!

●なぜ富士山?なぜ登る決意を・・・


いや、なんて言うか・・・44才にもなるしねぇ〜
なんか思い出に残る事をやりたかったんやろなぁ〜

はっきり言って・・・おもいつきです

で、みんなに話しちゃったんで引くに引けず・・・

挙句の果てには

44 Magnum Tour

などと勝手な名前までつける始末・・・

いつもそうです。
先に口走って・・・辛くてもやらなきゃなんない状況作り出してしまうさ。

良くいえば

有言実行

平たく言えば

口は災いの元・・・
     覆水盆に返らず・・・



●えっ富士山って8月までなの?


F1って今年から富士スピードウェイでやるじゃない。

でね、F1のチケットも取れてないのに、9月ごろの連休あたりに富士山登頂とF1とかけて行こうなんて裏付けの全くない計画を立ててたんですけど・・・

お友達『しろ』さんのコメントでバッサリ 

『なっ何!!8月末までしか山小屋開いてないの!!!』 _| ̄|○

計画性なし・・・小学生のころから言われ続けてたんだよ・・・今また、その片鱗が・・・

●いちから準備です


登山っていうか、山登りらしきもんは前の仕事(測量士)の時に散々やったので、クルマ以外での山登りは基本受け付けてなかったのね。

ハッキリ言って、登山に使えるような代物は一切ございませぬ・・・

・レインコート
・リュック(あったんだけど・・・リュックに入れたお酒が割れてオシャカになりました)
・手袋
・トレッキングシューズ
・ヘッドライト
・・・etc

おう、デジカメも昔カシオから出ていたレンズのところがクルックル回るやつしか持ってないし・・・それも携帯のカメラよりピクセル数低いし・・・

新たに買うもの、買い足すもののオンパレードです。

正直にいいます。

えぇ〜そんなたいそうな格好するのぉ〜って言うのが今まで思ってた事・・・

でもね・・・どんどん買っていくうちに、何回も登山経験がある強者風情を気取ってるワシが居てました・・・

基本カッコから入っていくのね・・・やっぱり

●カパ太郎行方不明


最後のお買い物である、レインコートなんですけど

やたら高い

2万、3万当たり前って感じで

これって・・・この後、何回使うやろか・・・

でも、ここはまだバーゲンの季節

買っちゃいましたよ。さすがにゴアテックスを使ってるやつはバーゲン対象品から外れてたんだけど、それなりの品を8,000円ぐらいでゲット!!

で、嬉しがってその後、飲みにいったんですよ。へへっ買っちゃった、半額だぜ!!みたいな感じで・・・

程々に酔いもまわり、電車も無くなる時間だったので、背中にリュック、左手にカサ、右手に買ったばかりのレインコートの袋を持って駅へ。

最終乗り継ぎに間に合う電車にも乗れて一安心してたんだけど・・・

無い 無い!! 無い!!!

背中にリュック、左手にカサはちゃんと持ってる。

だけど右手はぶ〜らぶら

泣きました・・・左手に持ってたカサを道路に叩きつけて・・・この夜の無念を晴らしたとさ・・・

後日ですが・・・まったく同じ店でまったく同じ商品をまったく同じ値段で買いましたとも・・・

これがこれからのパートナーとなる

カパ次郎の誕生です!!

いやぁ〜兄カパ太郎が神隠しにあってからは、彼、カパ次郎がエエ働きしてくれました・・・

●MAN-YI それは巨大な敵


MAN-YI それは7月の台風史上最強の4号のこと・・・

引くに引けなくなった、富士山登頂の時期にジャストなタイミングでやってきたニクイやつ・・・

進路は九州から紀伊半島、そして関東方面へ直撃コース

それは、ちょうど登る日に富士山付近にやってくるニクイやつ

そして、それはこの富士山登頂記の最後までキーになるニクイやつ・・・バカ

●いざ御殿場へ


台風4号MAN-YI 何それ・・・って感じで

とりあえず台風無視を決め込んでたんですが・・・

ニュースでは、沖縄のおばあちゃんが朝起きたら屋根が無かったとか言ってるし・・・

九州、四国でどエライ傷跡を残してるし・・・

ここでやめても誰も何にも言わんよな・・・責めないよな・・・

なぁんて甘い考えもアタマをかすめたんですが・・・

そこはほら・・・肉体派ですから・・・やるときはやるんです。

ただ・・・誰か教えてやれよ

勇気と無謀は違うもんやって事を・・・

●豪雨暴風・・・本当に着くのか?


深い事をまったく何も考えないまま・・・台風情報を流しているテレビを消して、午後7時ごろ雨漏りが微妙に心配な我が家を後にクルマに乗り込む。

癒し系の酸素缶しかなくて、高山病対策の酸素缶を探していたんだけど、どうしても無くて・・・
時間も時間なんでご飯を食べにepiceさんへ突入。

あんまり食べると眠くなるとか言いながらチキンカレーとピザ1枚をたいらげノンアルコール(もちろん)でお食事をフィニッシュし、皆さんから励まされ送り出されたんですが・・・

すでにもう雨・・・

南森町付近の駐車場から新御堂を経由して、名神吹田へ

いや・・・あれですよ名神高速は雨は降ってたけど順調でしたよ・・・

ところが、名神高速も終盤になった岐阜、愛知に入ったところから豪雨、暴風の攻撃に晒される。

一宮、小牧あたりで
前が見えないよ・・・ワイパーフルパワーなんですけど・・・

そして、それは東名高速にはいったら更に調子に乗りやがる・・・

これはヤバイ

富士山に行くどころか・・・東名で事故死なんて・・・最悪な絵図がアタマをよぎる・・・

少し様子を見るために東名高速上郷S.A.に逃げ込む。

外に出て行こうと思わないぐらいの雨と風・・・

この調子だと富士山も入山禁止とかでるかなぁ〜

なんて・・・健全なもとい甘い考えが浮かびだす。

それはそれで・・・理由になるなぁ〜

どこまでも自分にアマアマなんですよ・・・ワシってば

●須走五合目到着!!・・・が 人がいねぇ〜


いろいろと悩ましいヨコシマなアマ〜い考えを振り切り、結局御殿場まで進みました。

国道138号から富士五湖道路の須走I.C.手前から須走五合目へ向かう富士あざみラインへ。

御殿場から気づいてたけど・・・

めっちゃやん
フォグランプ点灯!!

対向車に気を使いながら、ワインディングを慎重に走ってたんですけど・・・

よ〜く考えたら
こんな天気に誰が走ってくるのさ・・・

そして五合目到着

情報では駐車場はこの時期は入られないぐらい渋滞するらしいけど・・・

案の定

ガランガラン

クルマは数台あったけど・・・人の姿なんて皆無です。

駐車場に入れられた安堵感と本当に登れるのかって不安がグワァ〜とやってきました。

●夜にするか昼にするか


朝の6時ごろに須走五合目に到着したんですけど・・・

当初の予定では10時ごろまでクルマの中でのんびり仮眠して登る予定でした。

なんでかというと、五合目でも標高2,000mあるもんで、カラダが馴れてないと高山病になっちゃうからなんですけどね。

でもこの天気

人もいないし・・・本当に入山できるのか・・・

で、五合目の茶屋まで行き、そこに居たおにいちゃんに現在の状況を確認

おにいちゃん曰く

昨日から今日にかけて登ってる客は皆無らしい・・・えっ

無謀にも4名のパーティーがチャレンジしたらしいんだけど・・・
6合目に到達した時点で諦めて降りてきたらしい。

そして、その報告は・・・

登山道がになってたらしい。 ・・・おいおい

茶屋の中にテレビがあったんで台風情報をみてたら・・・あーた

台風のまん丸い絵がちょうど富士山の上ぐらいに乗ってるじゃない・・・

茶屋のおじさんとおばさんから・・・明日は台風も抜けて晴れると思うから、夜の9時ぐらいから登ればご来光も拝めるかもよ・・・な〜んて話しを軽くされたので信じたんだけど・・・

後々、今となって考えてみれば・・・

あのジジイとババアは大ウソツキだぜ!!

人は簡単に信じるもんやないと・・・今更ながら気づかされました・・・

●『しまむら』それはご婦人がたの殿堂


とりあえず、夜からの登頂に挑戦してみようと・・・

空いた時間をどうしようか考えたんですけど・・・

さっき、茶屋まで行っただけで、ジーパンがズブズブに・・・

そりゃそうやな・・・360度フルパワーのミストシャワー状態やったもんなぁ〜

しかし・・・登山用のズボンは別にあるけど、登頂が終わったら箱根で一泊する予定・・・

このままやと、きっとこのジーパンは乾かんよな・・・

ふと思い出す。

そう、御殿場の市街地に『しまむら』があったよな!!

大阪では、『しまむら』がほとんど無いのでピンと来ない人も居てると思うんですけど・・・

ワシはその昔・・・この富士山がある県に相方がおりまして・・・その元相方がシバシバ利用していたので、よく知ってる訳です。

店内に入ると、ブラジャーやパンツが惜しげもなく並べられ・・・その安さはユニクロを軽く凌ぐすごいものがあります。

とりあえず、ジーパンを探そうと店内深くまで行ったんですけど・・・ありました・・・

1,890円ですと!!

ジーンズ1本のお値段ですけど安い・・・安すぎる・・・

中国の内陸部の職工が、信じられないような安い賃金でこき使われてできた逸品だと思いますけど・・・

おじさんこういうの大好きです。

案外、こんなのが擦り切れるまではいちゃうのよな。

●えっいきなりですか


ジーパンも買ったし、大阪で探してもなかなか無かった酸素缶もコンビニで簡単に手に入ったし、さすが富士登山の街です。

夜に登ろうと考えてたんですけど、1時ごろから雨風が収まって、陽の光も当たってきた。

夜に登るのを考えてたんだけど、今回はワシひとりで登る事になるので・・・事情も状況も素人なワシが夜に登れるのか・・・と不安の方が強かったんですよ。

そして、この日差しがワシの気持ちをグイっと押しました。

今から登ろう!今しか登れない!

ダッシュで五合目まで戻り、ズボンを履き替え、レインコートをはおり、リュックの中の荷物をチェックして登る気満々のスタイルに・・・
茶屋のウソツキジジイに会釈し須走登山口へ

階段を登り、更に神社の鳥居をくぐり、本格的に登山へ

ここまで来てようやく本題の登頂記が始まります・・(遅)

須走登山口の入り口は、いきなり上り坂の森林地帯から始まります。

よくハイキングで行くような、軽いタッチの登山口ではななくて、最初から結構ハードな感じです。

でも何か変?

登り始めですよ・・・

このヘンな感覚は何?

足が重くて動かない・・・

深呼吸すると立ちくらみがやってきて、目にハレーションが残る・・・

でも、4,5回深呼吸したら、軽く足がでる・・・

こっこれは高山病!!!

ていうか、ショックです。

高山病って資料によると8合目を越えた頃から出ることが多いので注意するようにって書いてあったのに・・・

五合目からですか・・・

自分のカラダの順応性のなさにうな垂れながらも、重い足を一歩一歩出すのであった・・・

●あと10分の標識を見たのに・・・(6合目)


重い足を引きずりながら、森林地帯を抜けると、膝より下ぐらいの背丈のブッシュのような植物が広がる地域に入ります。

写真では解りにくいかもしれませんけど・・・

ガスってて視界が4、5mって感じです。

深い深呼吸を繰り返し、ようやく高山病の悩ましい変な感じから脱出はしたんですが・・・
写真を見ると、傾斜が伝わりにくいんですけど・・・かなりの勾配を登ってます。

そこでフト目に付いたのが

『6合目まであと10分』の看板

こんなの見ると俄然やる気がでてきますな。

が、しかし・・・その直後に問題が・・・
この看板を見た後、すぐに少し休憩しました。

まだ、ガスってるけど、手袋してると暑いし、岩登りもないしと思って手袋をはずしたんですよ。
タバコも吸いたかったしね。

6合目まであと10分!!と少しウキウキしながら歩いていたんですけど・・・

はっと気づく・・・

手袋がないです〜

多分あの看板から5分以上は歩いてるはず・・・

仕方ないけど・・・また『6合目まであと10分』の看板付近まで戻る事に・・・

途中、初めて他の登山者と遭遇・・・『忘れ物で・・・』と照れ笑いを出しながらすれ違ったんだけど・・・

あの時、もうちょっと話しをして一緒に登ればよかった・・・

この後、始まる地獄絵図を考えてみれば・・・

●賽の河原を見た(六合目−七合目)


手袋を取り戻して、ようやく新六合目を過ぎて、次なる目標は本六合目。

富士山はだいたい六合目、七合目、八合目は
各ふたつずつあって、最後だけは8合目半ってのがあります。

六合目の次は七合目のはずと思うんですけど・・・
富士山がこんなに簡単に登れるはずがない。
本六合目を過ぎたあたりから・・・あたりの様子がどうも荒々しくなってきた・・・

そう!台風の戻し風がやってきた。

となりの写真は残雪を撮ったんですけど・・・
視界は写ってる通りです。

このぐらい視界は最低です。
台風の現場中継でカラダを飛ばされそうになりながら、一生懸命レポートしている姿を見るけど・・・
多分あれ以上です。

さえぎる物が何もないブッシュ地帯では、風がグルグル回り、雨は容赦なく上から横から下から吹き荒れてるし・・・

当然、急勾配を登っていかなくちゃならないし・・・
雨、風がドンドン強くなる。

そして、気温もドンドン低くなってくる。

ミスト状態のために、レインコート内の湿気も外に出てくれず・・・カラダがドンドン重くなるし

前のめりでないと立ってられない風が吹き荒れ・・・雨はミスト状と大粒の雨粒がフルパワーで容赦なくガツンガツン当たってくるし・・・

視界はまったくないし・・・時間は無常に過ぎていくし・・・

前を見ても後ろを見ても・・・誰一人登ってないし・・・

あぁ〜ひとりぼっち!

レインコートを着ているとはいえ、冷たい雨と強風は体力を根こそぎ刈り取っていくし・・・

目を凝らして周りを見たらどっかで見たような景色・・・

そう、それは楢山節考・・・姥捨て山か・・・

ワシがしょってるもんはリュックだけ・・・つうことは捨てられるのはワシ?

このとき幻想のように・・・脳裏に浮かんだ景色は・・・

ワシは今、賽の河原におるんやなぁ・・・

ここでワシは終わってしまうんかぁ〜

なんか、長いようで短い人生やったなぁ〜とかなりセンチメンタルな精神状態に陥ってました。

重い足を一歩一歩出していたら・・・ある看板が・・・

『新七合目 大陽館 トイレあります』

おぉ〜これぞ地獄に仏・・・更に重い足を引きずりながらも避難的に山小屋へ・・・

ほんと、終わりかなと思った・・・

ちなみに賽の河原とは
三途川の河原は「賽の河原」と呼ばれる(「賽の河原」と呼ばれる場所も、後述の恐山のものをはじめとして、日本各地に存在する)。

なお、この世とあの世を分ける川があるという考えはある程度には普遍的なもので、仏教概念として三途川思想が渡来する以前より、日本には「境界としての川」のイメージがあったという説もある。
by Wikipedia

●40分間の晴れ間


地獄に仏な山小屋へ宿泊をお願いしたんですけど、情報によるとごった返した状態で重なるような雑魚寝状態らしいんですけど・・・

こんな天候なもんで、キャンセル続出やったみたいです。

実際、ワシの横3列は誰も居てなかったし、過ごしやすかったですよ。

晩ご飯(ハンバーグ定食)を食べて(ものすごく少なかったけど)、7時半には寝る体勢になってましたな。

というのも、かなりカラダが疲れてるのもあったし、日の出の時刻が4時20分ごろということで、それまでに起きなきゃって事ですよ。

しかし・・・台風が抜けたとして、晴れるのか?

そして、翌朝

見事に晴れました。

まだ、雲は多いものの、なんか普段じゃ絶対見られないような美しい風景を見せてもらいました。

ちなみに左が日の出頃の写真(ちょっとピンボケやけど)
そして、右が日の出から20分程たった写真です。

右の写真の鏡のように光っている水溜りみたいなのは、山中湖です。

3000m付近から見ると山中湖も水溜りみたいに見えるのね。

・・・ていうか

晴れたのこの40分間だけかよ・・・

●おっ高山病克服(七合目−8.5合目)


ご来光と幻想的な風景を堪能したあと、午前5時から朝ごはん・・・

なんやら気圧の関係か普通より干からびた正体不明の干物とか味も素っ気もないダシ巻きとか山小屋ならでは朝ごはんを頂き頂上に向けて再アタックをかけます。

つうか、本当に40分しか晴れてないよ。

またもやガスってるよ。360°フルパワーミストの攻撃をうけるのかぁ〜

AM5:20
山小屋を出発し本七合目へ向かいます。
ここからは傾斜は今まで通りキツイんですが、少し登りやすい。

ただ、昨日の高山病の件があったもんで、深く深〜く息を吸い込み吐き出し慎重に慎重に歩きましたよ。

つづら折れになっている登山道の折れた所ごとに20秒から30秒前後の休憩入れ、呼吸を整えてから次へ進むという形で時間はかかるけど、ぶっ倒れない努力をしてました。

まぁ、それと気圧の関係かどうかわからんけど、足に乳酸が溜まりやすい状況になってるので、足の疲れを取る意味もあるんですけど・・・

なんていうか、気を使って登っていたのが功を奏したのか、昨日のような立ちくらみやカラダが重くなるような高山病の症状が皆無でした。

高山病でゼイゼイ苦しんでいる登山者にイッチョ前にも声を掛けられる程、非常に順調な登頂でした。

たった一日でここまで進化 ワシってエライ!

まぁ、相変わらずガスってるんですけどね・・・
写真左上から本七合目の見晴館 3,250mって響きがエエですな。

写真右上の新八合目の江戸屋さんは最初に泊まる予定だった山小屋です。

電話かけても都合で電話を外されていたのでメールで連絡したけど問題ないよな・・・

隣の写真は本八合目から少し上にある8合目半の山小屋です。
どうも管理してるオッサンがうさんくさかったけど・・・

●祝!!登頂!!


八号五勺の山小屋を超えたあたりから、岩登りが始まるんですけど・・・登りは非常に好調です。

まぁ岩登りってもロッククライミングするような岩場じゃなくて、今までの登山道+ゴツゴツとした岩が増えるって感じですよ。

そして鳥居を抜けたら、遂に遂にゴールが出てきた。

 AM9:20富士山登頂成功!!!

いやぁ〜新七合目から約4時間・・・ペースとしては若干遅いかもしれないけど、8合目からの渋滞を考えればエエできやないですか。

8合目からは須走口と富士吉田口の登山道が合流するため、登山者の渋滞が始まるのね。

登山道自体が狭いので登り優先で譲り合うんですが、休んでる人達も結構いてるんで、渋滞ができちゃうんですね。

今回の後半は休みながら高山病を発症しない登り方をしていたんで丁度よかったですよ。

ようやくリュックを降ろし、レインコートの前を開け、カラダ中に溜まった熱を放出させたらようやく落ち着きました。

山頂の茶屋でおしるこ600円也を頼み飲みましたけど、疲れてる時の甘いものは効きますなぁ〜

富士山頂もガスっていて、景色とかほとんど見えない状態で

お鉢めぐりも(富士頂上の火口周辺を歩くやつ)まだ雪が残ってるところが多くて行けない事はないけど、非常に難しい状況って事で諦めました。

タバコを一服して、少し富士山山頂の雰囲気を楽しんでました。

タバコで思い出したけど、100円ライターの電子のやつは気圧の関係か火がつきません。石を擦るタイプの奴を持っていかれるとエエと思います。
まぁ、8合目でもライター売ってるけど、200円ライターになってたからね・・・


お昼頃までには降りたかったので、そろそろ山頂とお別れです。

まぁ、登りよりキツイことはないだろう・・・と今となっては思いっきり勘違いをしておりました・・・

富士山は下りがキツイ!!

●地獄の砂走り


さて、これから下山なんですけど・・・

この前に書いた岩登りなんですけど、降りるときは反対に岩というか石がゴロゴロなんで転倒しやすく要注意です。

本8合目を超えたあたりから岩がなくなり・・・えっこんなに楽な道だったっけ?

大きな勘違いを呼びます。

足を滑らすのに注意を払いながら、宿泊した新七合目の大陽館に到着

さて・・・ここからです。

富士山は下りがキツイ!!と書いた理由があるのは・・・

だいたい、山ってのは登りより下りの方が膝とか腰への負担が大きいので、怪我をしやすいんですよね。

ここで富士山最大のトラップ 『砂走り』が始まります。

標高2,890mを起点に2kmに及ぶほぼストレートで急勾配な斜面を、柔らかく深くめり込む砂のような火山灰地を駆け降りていくんですけど・・・

そこいらに頭大の石がゴロゴロあるので、足を取られないように注意して降らないと大怪我しちゃいます。

御殿場口の方の砂走りは石も少なく飛んで降りるって表現がピッタリらしいんですけど、須走口の砂走りはそれこそ飛んだら命取り・・・

そして、終始付きまとうガス・・・メガネの表裏に水滴が付き、気温と体温差ですぐに曇っちゃう・・・

  前が見えません! 足しか見えません!

メガネを左手に持ち、杖を右手にコケないように、かかとからめり込ますように降っていくんですが・・・

   足の指が痛ぇ〜 爪が剥がれる〜

そして降りても降りてもひたすら続く黒い砂道・・・ふと後ろを振り返ると、急勾配さがよくわかりました。

ちょうど、30〜40°のゲレンデを駆け降りていく感じです・・・

まさに下り地獄ここに始まるって感じです。

●ようやく下山 富士山の形忘れそう


砂走りで疲れ切ったところに追い打ちをかけるようなトラップが・・・

長い長〜い『砂走り』を抜けたら、少し平坦な所があって方向が変わるんですけど・・・その平坦な部分も束の間・・・

またもや長い長〜い『砂走り』登場・・・またかよ( TДT)

その『砂走り』第二弾を超えると、少し森林が見えた・・・

やったこれで砂地獄から抜けられる!!

少しホットした状態で靴の中の砂を出して、再スタート切るんですが・・・

森林を抜けたとたん・・・第三の『砂走り』・・・

この精神戦には参りました・・・富士山強し!!


完全に標高も落ちてきて、砂走りも終盤に近付くと、何やらテレビかラジオの音が・・・

おっ!!もう五合目か・・・甘いです。

砂払い五合目っていう標高2,300mにある下り最後の茶屋が現れてきます。

あぁ〜やっと砂地獄から脱出できた・・・と思ったんですけど・・・

砂走りで受けたダメージはかなりのもんで、砂払い五合目からは森林地帯になるんですけど、その細い下山道を歩くだけで、足先に激痛が・・・

そう、お友達『しろ』さんに聞いてたんだよなぁ〜足の親指要注意って・・・

森林地帯の最後の方ぐらいには、五合目観光の人たちの声が聞こえてきました。

ようやく・・・ようやく・・・下界に降りられる・・・

登山口の神社を抜けると階段が出てきて、五合目の茶屋が並ぶ場所へ・・・

やっとゴール・・・登りよりキツかった。降ってる最中に筋肉痛が出てくるぐらい辛かったです・・・

まぁ、なんにせよ、怪我なく富士山登頂を完了させました。

が、富士山の全貌を今回一度も見てない・・・

富士山ってどんな形やったっけ・・・

●さぁ〜箱根へ行くべ


さて、富士登頂も怪我なく無事に終了したので、次の目的地は大人の社交場『箱根』です。

箱根は御殿場I.C.を挟み30kmぐらい先にある一大温泉リゾートですが、ワシら関西の人間はあんまり縁のない場所って感じやね。

雰囲気は有馬温泉に似てますな。温泉地までのアクセスというか、山道も街の作りもね。

今回の宿泊地は箱根湯元の天成園別館 飛烟閣ってとこです。

楽天トラベルで調べたんですけど、仲居さんがつかないプランで布団は自分で敷きます。

でも、よく考えたら、部屋食でもないし、仲居さんの仕事って布団敷きぐらいじゃない・・・

一人だから全然問題ないですな。

1泊2食で13,800円也 安いですよね。
さすがに台風で揺れた連休だったもんで、この日ばかりは観光客も多くて箱根までの山道は渋滞でノロノロ運転が続いていたんですけど・・・

富士登頂っていう目的を達成したんで、別に急ぐ旅でもないし、渋滞も特別イライラせんかったなぁ〜

というより、ノロノロの方が宿を探しやすかったのでラッキーでした。

●おひとりさま


観光旅館におひとりさまチェックインです。

宿側の『え〜おひとり様でよろしいですね』の疑わしい声のかけられ方して・・・おひとりさまじゃダメですか!


部屋は10畳間で別に応接とお風呂、トイレ付です。一人だとかなり広々としてますな。

応接から見える中にはの池には鯉が泳いでるし・・・観光旅館って感じ

そして、待望のお食事タイム
写真の料理の他に天ぷらとご飯、味噌汁がつきます。

宿に入った後もビールをガンガン飲んでたんですけど、ここでも瓶ビールを注文!

やはり、富士登頂というストイックなところから脱出すると反動飲みが激しいらしい。

この後も部屋で缶ビールを5本いただきました・・・ひとりで・・・

●富士五湖めぐり - 青木ヶ原樹海へようこそ


さて、おひとりさま観光地宿泊も終わり、どっち向いて帰ろうか考えてたんですけど・・・

小田原近いし、小田原、熱海、伊豆ラインも捨てがたかったんだけど、高速道路のアクセスの問題もあったし、当初予定していた富士五湖めぐりを完了させるべく、御殿場に戻りました。

御殿場に戻り、更に138号線に乗り、富士五湖道路で山中湖まで。

富士山の上から見た山中湖は水たまりみたいな大きさでしたけど、周りを走るとやっぱり大きいよなぁ〜

山中湖から見る富士山が結構好きなんで、反対側に回ってみたんですけど、相変わらずの雨で富士山のふの字も見えませんでした(ToT)

そして、138号線、139号線を乗継ぎ

山中湖、河口湖、西湖、精進湖、本栖湖の富士五大湖を制覇!!

途中、道の駅とかでお土産物をかったりで、富士周遊を楽しみました。

本栖湖に向かうところで青木ヶ原樹海が広がるんですけど・・・

年末にここでさまよわんように・・・しっかり働きまする・・・

迷いこんだら絶対探されへんわ・・・

●さて大阪へ


富士五湖周遊も完了し東名富士I.C.へ

いやぁ〜走った走った・・・2.2回の満タンを消費しましたから・・・

ワシのクルマはハイオク専用車・・・金かかります・・・

さて、横の絵はワシが富士山周辺をマーキングした場所です。

興味があれば是非行ってください。
富士山は別としてとても良い場所です。
では・・・最後に感想を・・・

 富士山一度も登らぬバカ
 
     富士山二度登るバカ


                                                 ・・・お粗末

●おまけ

いっちょまえにウォールペーパーなんかにしてみました。
デスクトップに合わせたピクセルの画像をクリックしてください。
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